7) 3分の2に減った製造業 = 中小企業のなかでも、製造業の事業所数はこのところ大幅な減少をみせている。1995年には38万4000社あったのが、07年には25万4000社に減った。3分の2への減少である。特に従業者が4-9人の小規模企業では、この12年間に21万3000社から11万7000社へと半分近くに減った。
同じ95年から07年までの間に、全体の従業者数も742万人から589万人に減っている。従業者の数も、規模が小さいほど減少の度合いが大きい。100人以上の規模では、190万人から179万人へ減少した。これに対し、4-9人規模では127万人から71万人へと激減している。
ところが事業所数や従業者数が減少しているにもかかわらず、製造業・中小企業の出荷額はこの12年間で微増している。全体の出荷額は、157兆円から158兆円にわずかだが増加した。しかし、ここでも規模の大小による格差は大きい。従業者100人以上では60兆円から70兆円に増加。しかし4-9人規模では、12兆円から8兆7000億円に減った。
こうした数字から判ることは、製造業・小規模企業の経営が苦しい状況に置かれていること。最近の不況で、状況はもっと悪化しているに違いない。その一方で従業者数100人以上の中小企業は、予想以上に健闘している。大企業の出荷額はこの12年間に減少しているのに、このクラスの製造業・中小企業が出荷額を増やしたことは賞賛に値するだろう。
(続きは来週サタデー)
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こうした数字から判ることは、製造業・小規模企業の経営が苦しい状況に置かれていること。最近の不況で、状況はもっと悪化しているに違いない。その一方で従業者数100人以上の中小企業は、予想以上に健闘している。大企業の出荷額はこの12年間に減少しているのに、このクラスの製造業・中小企業が出荷額を増やしたことは賞賛に値するだろう。
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