◇ EUとの自由化協定が発効 = ゴルフやサッカーの話ではなく、貿易政策の話。韓国とEU(ヨーロッパ連合)との間で7月1日、FTA(自由貿易協定)が発効した。今後7年以内に輸入関税のほとんど全部を、相互に撤廃するという大胆な内容だ。
EUは自動車部品の輸入関税4.5%とリチウム電池の関税4.7%を直ちに撤廃する。これによって、たとえば韓国がEU域内で生産する自動車は4.5%のコストダウンに。日本車の場合は部品を輸入すると4.5%の関税がかかってしまう。これまでも割高だった日本車は、韓国車との価格競争でさらに不利とならざるをえない。
またEUは3年以内に中・大型乗用車の輸入関税10%を、5年以内に小型乗用車の関税10%とカラーテレビの関税14%を段階的に撤廃する。実現すれば、乗用車とカラーテレビの価格競争力は大幅に強くなる。その分だけ日本製品のEU向け輸出は抑えられることになる。
韓国が結んだFTAはこれで6件目。日本の11件よりは少ない。だが貿易総額に占めるFTA相手国の比率は、日本の37%に対して韓国は61%。つまり日本に比べると、韓国は重要な貿易相手国との間でFTAを結んできたと言える。さらに韓国はアメリカともすでに締結、批准待ちの状態。中国とも近く交渉を始める予定。日本は大きく水をあけられてしまった。
(続きは明日)
≪6日の日経平均 = 上げ +110.02円≫
≪7日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
☆Please click here ⇒
EUは自動車部品の輸入関税4.5%とリチウム電池の関税4.7%を直ちに撤廃する。これによって、たとえば韓国がEU域内で生産する自動車は4.5%のコストダウンに。日本車の場合は部品を輸入すると4.5%の関税がかかってしまう。これまでも割高だった日本車は、韓国車との価格競争でさらに不利とならざるをえない。
またEUは3年以内に中・大型乗用車の輸入関税10%を、5年以内に小型乗用車の関税10%とカラーテレビの関税14%を段階的に撤廃する。実現すれば、乗用車とカラーテレビの価格競争力は大幅に強くなる。その分だけ日本製品のEU向け輸出は抑えられることになる。
韓国が結んだFTAはこれで6件目。日本の11件よりは少ない。だが貿易総額に占めるFTA相手国の比率は、日本の37%に対して韓国は61%。つまり日本に比べると、韓国は重要な貿易相手国との間でFTAを結んできたと言える。さらに韓国はアメリカともすでに締結、批准待ちの状態。中国とも近く交渉を始める予定。日本は大きく水をあけられてしまった。
(続きは明日)
≪6日の日経平均 = 上げ +110.02円≫
≪7日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
☆Please click here ⇒
| ホーム |