◇ 全体は“ナベ底”へ : 世銀の予測 = 世界銀行は先週、2012年ー13年の世界経済見通しを発表した。それによると、世界全体の実質経済成長率は11年の2.7%から12年は2.5%にやや低下するが、13年には3.1%に回復する。つまり12年の景気は“ナベ底”型になると予測。このなかで①開発途上国はヨーロッパ金融不安の悪影響を被る心配が強い②ユーロ圏はマイナス成長に③アメリカと日本の景気は「比較的に強い」‐‐と指摘している。
地域・国別の予測をみると、途上国全体の成長率はは11年の6.0%から12年は5.4%に低下。そのあと13年には再び6.0%に戻る。このうち中国は11年から13年にかけて9.1%→8.4%→8.3%と減速気味だが、洪水の影響が薄れるタイは2.0%→4.2%→4.9%と経済の拡大が続くとみている。
先進国については、OECD(経済協力開発機構)加盟国の動きは1.4%→1.3%→1.9%だが、このうちユーロ圏は1.6%→マイナス0.3%→1.1%と厳しい見方。ことしはマイナス成長になると予測した。ちなみにユーロ圏のなかで最も経済力の強いドイツは、政府が11年の3.0%から12年には0.7%に落ち込むという経済見通しを発表している。
世銀はアメリカについて1.7%→2.2%→2.4%と予測。ゆるやかな拡大が続くとみている。また日本についてはマイナス0.9%→1.9%→1.6%の見通し。震災復興の影響で12年は回復するが、13年はその効果が薄れると考えているようだ。世銀の予測でみる限り、ことしは世界経済が減速するなかで、日米の経済だけが上向きになる。先進国のなかでも、二極化が進むようだ。
≪23日の日経平均 = 下げ -0.46円≫
≪24日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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先進国については、OECD(経済協力開発機構)加盟国の動きは1.4%→1.3%→1.9%だが、このうちユーロ圏は1.6%→マイナス0.3%→1.1%と厳しい見方。ことしはマイナス成長になると予測した。ちなみにユーロ圏のなかで最も経済力の強いドイツは、政府が11年の3.0%から12年には0.7%に落ち込むという経済見通しを発表している。
世銀はアメリカについて1.7%→2.2%→2.4%と予測。ゆるやかな拡大が続くとみている。また日本についてはマイナス0.9%→1.9%→1.6%の見通し。震災復興の影響で12年は回復するが、13年はその効果が薄れると考えているようだ。世銀の予測でみる限り、ことしは世界経済が減速するなかで、日米の経済だけが上向きになる。先進国のなかでも、二極化が進むようだ。
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