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経済なんでも研究会
我慢比べなら 負けない? 中国 (下)
2019-08-29-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 勝負を決める最大のポイントは? = 中国では最近、現政権の幹部と過去に政権を担った長老による秘密会議が開かれた。内容はいっさい公開されていないが、米中経済戦争についても議論されたことは確かだろう。その結果、習主席は①社会主義経済政策の根幹である「中国2025」に関しては全く譲歩しない②アメリカの関税引き上げに対しては報復し、徹底抗戦する③結果として成長目標を達成できなくても我慢する――ことで、合意を取り付けたのではないだろうか。

これで共産党内部の意思統一は完了した。習政権としては、あとは持久戦に持ち込み、トランプ大統領の再選阻止に全力を挙げる。そのためには関税引き上げ競争が激化し、アメリカ国民の不満が高まった方が望ましいとさえ考えているのではないだろうか。その習主席にとって最大のリスクは、経済成長率が下がり過ぎること。特に企業の脱出が進行して成長率が5%に近づくようだと、やはり指導力を疑われることになりかねない。

トランプ大統領にとっても、最大のリスクは景気の悪化である。不況になれば、来年の大統領選挙に悪影響を及ぼすことは必至。だからFRBを責め立てて、大幅な利下げを断行させようとしている。ところが関税引き上げで物価が上昇すれば、利下げはしにくくなってしまう。自らが播いたタネではあるが、苦しいところに違いない。

関税引き上げに対する批判も、選挙には影響してくる。すでに小売業協会をはじめ、自動車・石油・衣料品・靴・家電・大豆などの業界団体が、反対や批判の態度を表明した。こうした動きを抑え込み、トランプ氏が再選を果たすための方策は何か。それは「いま中国を叩いておかないと、経済だけでなく、軍事や宇宙の面でも負けてしまう」という持論を、有権者の過半数に納得してもらえるかどうか。その一点にかかってくるだろう。

       ≪28日の日経平均 = 上げ +23.34円≫

       ≪29日の日経平均は? 予想 = 上げ


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