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経済なんでも研究会
2020年のポイント ②  ヨーロッパ
2020-01-03-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ EUは結束を守れるのか = イギリスが1月末までに、EUから離脱することは確実。だが本当の試練は、そこから12月末までの間に設定された移行準備期間にやってくる。イギリスはこの期間中に、EUを初めとしてアメリカや中国、日本など多くの国と、新しいFTA(自由貿易協定)を結ばなければならない。だが、これは時間的にも物理的にも至難の業。特にEUとの交渉が暗礁に乗り上げると、“秩序なき離脱”に。しかもイギリスとEUの関係は犬猿の仲になってしまう危険性をはらんでいる。

同時にイギリス自体は、国家が分解する危険にも見舞われている。EU離脱に反対のスコットランドは、独立の可否を賭けた住民投票の実施を強く要求している。またイギリス本島との間に関税などの境界線が設けられる北アイルランドでも、独立運動が盛り上がろうとしている。ジョンソン政権はEUとの厳しい交渉に臨みながら、これらの独立機運に対処しなければならない。

一方、EUの内部にも高波が立ち始めた。昨年5月に実施された欧州議会の選挙で、右派やポピュリズム政党が議席の3割を獲得したからである。欧州議会というのは、EUの国会に当たる組織。加盟各国が人口に応じて、議員を選出する。右派やポピュリズム政党はEUの政策に批判的で、EU懐疑派と総称されている。

EUの加盟国は現在、イギリスを含めて28か国。ヒト・モノ・カネの行き来を自由にする単一市場を完成。さらに政治・経済の統合を目指して活動してきた。このEUの基本的な考え方に疑問を持つ政党が、EU懐疑派である。EUの政策に賛成する中道派がまだ過半数を制しているので、すぐにEUの政策が変わることはないだろう。しかし懐疑派の大幅な拡大で、結束が緩み始めたことは確かなようである。     


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