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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 膨張する中国経済 ⑤
2009-12-05-Sat  CATEGORY: 政治・経済
5) 大不況を最初に克服 = 08年9月に発生したリーマン・ショックは、中国経済にも大きな悪影響を及ぼした。それまで2ケタの伸び率を続けてきた経済成長率は、09年1-3月期に6.1%まで低下。株価は急落。輸出も激減したため、臨海部の製造業では倒産が続出した。農村地域から出稼ぎにきていた労働者は職を失い、Uターン・ラッシュが社会問題になったほど。

しかし中国経済の立ち直りは素早かった。日本や欧米諸国はいまだに不況の後遺症に悩まされているが、中国はほぼ完全に不況から脱却したとみていい。7-9月期の成長率は8.7%にまで回復。たとえば自動車産業を例にとっても、ことしの国内生産と販売はともに1300万台に達する見通し。アメリカと日本を抜いて、世界最大の自動車王国になることは確実だ。

素早い立ち直りの原因は、中国政府の間髪を入れない対応の速さにあった。まずリーマン破綻のあくる日に利下げ。さらに10月にも再利下げを実施した。財政面からの景気対策を実行したのは11月9日。リーマンから54日目である。総額4兆元(約57兆円)が住宅、産業基盤、鉄道、道路、空港建設に投入された。日本の景気対策は半年以上も遅れて、国会で成立している。

中国は発展途上国であり、政府による公共事業が有効に働くという事情はある。だが、やはり素早い対策が効を奏したことに間違いはない。一党独裁で、日本や欧米諸国のように議会で審議する必要がない有利さ。今回の中国の例に学んで、日本も災害対策費のように“景気対策費”をあらかじめ決めておくような方法を研究する必要がありそうだ。

                          (続きは来週サタデー)

    ≪4日の日経平均 = 上げ +44.92円≫

    【今週の日経平均予想 = 1勝4敗】

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