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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 膨張する中国経済 ⑥
2009-12-12-Sat  CATEGORY: 政治・経済
6) 断トツの外貨準備高 = 中国の外貨準備高は、ことし6月末で2兆1316億ドルに達した。日本の準備高は11月末で1兆0737億ドルだから、その約2倍。もちろん世界最大の保有国である。2000年には1656億ドルしかなかったが、03年から急増して06年2月に日本を抜いて世界一となった。急増した原因は、輸出の急拡大と政府の為替相場に対する介入政策。

1997年から2005年まで、中国元の対ドル相場は1ドル=8.28元でほとんど動いていない。これは政府が元売り・ドル買いの介入を続けたため。この結果、手持ちのドルが急増して外貨準備高が積み上がった。アメリカからの強い圧力と国内に元が出回りすぎたため、中国政府は05年7月、やっと元の切り上げに踏み切る。だが現在のレートは1ドル=6.83元ほど。まだ実質的な元安が続いている。

中国政府はこの豊富な手持ち外貨を、対外投資という形で積極的に活用している。金融関連を除いた対外投資額は、07年で年間200億ドルにのぼった。また07年9月には外貨準備を運用するための政府系投資ファンド、中国投資有限貿易公司(CIC)を設立。外国企業の買収や合弁事業に乗り出している。運用資金は2000億ドル、世界でも最大級の投資ファンドだ。

外貨準備の大半はアメリカの国債。ことし4月末の保有残高は7635億ドルだった。仮に中国がアメリカ国債を大量に売れば、アメリカの長期金利が暴騰する。この意味では、アメリカは中国に弱みを握られたと言えないこともない。ただしアメリカの国債価格が暴落すれば中国の財産が急減するわけで、その意味では中国にとっても痛し痒し。最近では金(きん)の保有も増やしており、保有高は1054トン、世界第5位になったと伝えられる。

                           (続きは来週サタデー)

    ≪11日の日経平均 = 上げ +245.05円≫

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