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経済なんでも研究会
日銀・白川総裁の “豹変” (上)
2009-12-08-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 奇妙な日銀の決定 = 日銀は先週1日、臨時の金融政策決定会合を開いて新しい(?)金融緩和策を決めた。その内容は、金融機関に対して0.1%の超低金利で、3か月間に最大10兆円の貸し出しに応ずるというもの。金融機関からは担保として社債、CP(コマーシャル・ペーパー)、それに国債を受け取る。だが、この日銀の決定は、まことに奇妙なものだと言わざるをえない。

と言うのも、日銀はことし1月から同様の緩和策を実施しているからだ。しかも10月30日の政策決定会合では、景気の先行きに明るさが増したという理由から、この緩和策を年末で打ち切ると決めたばかり。この決定を取り消して、現行の緩和策を延長しただけである。唯一の違いは、担保物件に国債を追加しただけ。新しい金融緩和策とは、とうてい言いがたい。

日銀の白川総裁は「ドバイ・ショックや円高の進行に対処するため」と説明したが、それにしては金融政策決定会合や政策委員会を臨時に招集する必要があったのかどうか。真相はやはり市場の片隅で密かに語られているように、鳩山内閣の圧力に屈したのだろう。2日に鳩山・白川会談がセットされたために、その前日に政策決定会合を開かなければならなくなった、とみるのが自然というものである。

この決定は、日銀が景気の見通しについても、わずか1か月前の判断を撤回したことを意味する。そこまで言うのは酷かもしれないが、白川さんが日銀総裁になれたのも民主党が人事に嘴を突っ込んだおかげ。日銀総裁の任免権を持つ総理大臣を前にしては、日銀のメンツも中央銀行の独立性も吹っ飛んだというのが今回の奇妙な決定の真相だろう。

                              (続きは明日)

    ≪7日の日経平均 = 上げ +145.01円≫

    ≪8日の日経平均は? 予想 = 下げ

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