FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 膨張する中国経済 ⑧
2009-12-26-Sat  CATEGORY: 政治・経済
8)億万長者は5万人 = 中国のGDPは08年で4兆4000億ドルだった。IMF(国際通貨基金)の推計によると、10年には日本を抜いてアメリカに次ぐ世界第2の経済大国になる。だが人口は日本の10倍だから、1人当たりのGDPは日本の10分の1ということになる。その意味では、平均的にみた中国の豊かさはまだ低く、“発展途上国”だとも言えるだろう。

ところが所得の格差は驚くほど大きい。上海のイギリス系会計事務所の調査によると、1000万元(約1億4700万円)以上の資産家は全国で82万5000人。このうち1億元(14億7000万円)以上の億万長者は5万1000人を数えるという。その一方で、1日の生活費が1ドル以下の貧困層は、全人口の1割を超えるという調査もある。

経済的な格差は、地域間、都市部と農村部、民族・社会階層、職業の面でいちじるしい。たとえば1人当たりの域内総生産でみると、最高の上海市と最低の貴州省では10倍の差。都市住民と農民の所得格差は、優に3倍を超えている。さらに道路や水道といった生活インフラ、また医療・教育・社会保障の面でも、農村部の立ち遅れは際立って大きい。

こうした経済格差を背景に、時として民族間の紛争や反政府運動が発生する。中国政府はこうした動きを最も警戒し、胡錦濤政権は「和諧(わかい=調和のとれた)社会」づくりを基本方針として打ち出した。特に農民に対しては、農業税の廃止やインフラ整備、最低賃金や社会保障制度の普及に力を入れている。だが格差は、ほとんど縮小していないのが現実のようだ。

                       (続きは来年1月9日)

    ≪25日の日経平均 = 下げ -42.21円≫

    【今週の日経平均予想 = 4勝0敗】

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング

ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.