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経済なんでも研究会
大失敗のCOP15 / 温暖化防止は霧の中 (上)
2009-12-24-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 実質的な合意はゼロ = デンマークのコペンハーゲンで開いた国連の気候変動枠組み条約締結国会議(COP15)は、地球温暖化防止のために必要な合意を得られず、完全な失敗に終った。オバマ大統領や鳩山首相ら世界の首脳が参集し、会期を19日まで延長して議論したが、結局は「コペンハーゲン合意に留意する」という全く珍妙な表現のの文書を採択しただけ。地球温暖化を阻止する試みは、コペンハーゲンの厚い霧に覆い隠されてしまった。

この会議のなかで、日米欧と中国などの26か国がかろうじて一致できた内容が「コペンハーゲン合意」。その骨子は①先進国は来年1月中に、20年までの温暖化ガス排出規制についての中期目標を提示する②途上国は自主的にガス排出の削減計画を作る--の2点だけ。あとは途上国への資金援助しか書かれていない。しかも、この合意には拘束力がないというのだから、実質的には何も決まらなかったと言えるだろう。

ところが驚いたことに、総会ではこんな内容のない合意までが否決されてしまった。中南米の一部諸国などが「先進国が勝手に作った合意」だからと拒絶したためである。結果として会議が決裂というのはマズいとの配慮から、最終的には「コペンハーゲン合意に take note (留意)する」という前代未聞の文書を採択した。

アメリカや中国が参加すると、26か国でも拘束力のないコペンハ-ゲン合意ぐらいがやっとのこと。まして193か国がそれぞれの利害を主張する総会では、一歩の前進も困難なことが判明した。いや主要国間ではすでに合意をみていた「50年にガス半減」目標さえ吹っ飛んでしまったのだから、むしろ退歩だったとも言える。1年後にメキシコで開くCOP16までに、事態の打開を図れるのか。日本の25%削減宣言はどうするのか。

                        (続きは明日)

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