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経済なんでも研究会
JAL破綻 : 衝撃は地方空港に (下)
2010-01-22-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 飛ばない空港も = 日本航空は年間の売上げが2兆円前後に達する。直接取り引きのある企業は約3000社。間接取り引きを加えると、実に1万3000社の企業がなんらかの形でJALと商売上のつながりを持っている。そんな大会社の経営破綻だから、影響はきわめて大きい。ただ今回の再建計画では、金融機関以外の債権については保証することになった。

しかし再建計画の実行で急速にリストラが進めば、今後の取り引きが縮小することは避けられない。どんな業種のどの企業に影響が及ぶのかはまだ不明だが、じわじわと影響が広がることは間違いない。また1万5000人以上の解雇が予定されているが、これらの人たちの受け皿がどうなるかも定かではない。

路線の縮小でも、大きな問題が起きるだろう。計画によると、12年度までに国内線を現在の136路線から119路線に減らす予定。その全体計画についてはまだ公表されていないが、すでに日航は静岡空港や松本空港からの完全撤退を決めている。さらに採算性の低い地方路線からの撤退を計画中だ。

国内には97の空港がある。このうち日航グループしか就航していない空港は25もある。これらの空港をめぐっては、存続を求める政治的な圧力が高まるに違いない。しかし、その圧力に屈していては再建などはおぼつかない。実際問題として「飛行機が飛ばない空港」が出現してしまうかもしれない。その地方は観光客の減少に見舞われるだけではなく、収入のない空港の維持費を負担しなければならなくなる。日航破綻の最大の被害者は、こうした地方かもしれない。
    

    ≪21日の日経平均 = 上げ +130.89円≫

    ≪22日の日経平均は? 予想 = 下げ

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