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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 膨張する中国経済 ⑫
2010-01-30-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 上海万博後に注意 = 中国経済は世界同時不況からいち早く抜け出し、09年は8.7%の成長を達成した。10-12月期には10.7%と、再び2ケタの成長率に戻している。ことしはGDPで日本を上回るだろう。自動車、鉄鋼、カラーテレビ、パソコンなどの生産は世界一。最大の貿易国にも、のし上がった。8億人が携帯電話を所有し、ネット人口も3億5000万人に迫っている。

いまや世界経済における中国の存在感は、巨大なものとなった。資源や食糧の輸入量しだいで、国際商品市場も揺さぶられている。たとえば地球温暖化防止の国際的な話し合いひとつをとっても、中国の協力がなければまとまらない。これまでの先進主要国によるG7の会合よりも、アメリカと中国のG2を重視すべきだという意見さえ出始めた昨今だ。

だが、その中国経済も大きな問題を抱えている。当面は不動産バブルをいかに鎮静化させるか。また長期的には、地域・民族・職業間の格差是正。国内の環境悪化防止。そして注目点は、ことし5月1日から10月31日まで開かれる上海万博のあとの景気動向だろう。特需がなくなったあと、過剰投資の反動が生じることは免れない。そこを政府がどのようにコントロールできるのか。失敗すると、格差問題などは逆に深刻化する懸念もある。

日本にとって、中国は最大の輸出相手国だ。直接投資も、中国側の資料によると07年末で620億ドルだったから、現在では1000億ドルに接近しているだろう。経済的には、切っても切れない関係になった。その関係は、過去の垂直分業から水平分業に変わりつつある。つまり日本側が技術水準を高めて行かないと、中国との競争に負けてしまう。アメリカと中国という両大国にはさまれて、日本が生き残る道は技術大国になるしかない。


                    (膨張する中国経済 は終わり)

    ≪29日の日経平均 = 下げ -216.25円≫

    【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】 

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