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経済なんでも研究会
“二番底” 回避へ / 対アジア輸出で
2010-01-29-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 15か月ぶりに水面上へ = 財務省が発表した昨年12月の貿易統計によると、輸出は5兆4128億円で前年比12.1%の増加だった。輸入は4兆8675億円で、前年比は5.5%の減少。輸出の前年比がプラスになったのは、リーマン・ショックが起きた08年9月以来15か月ぶりのこと。前年の水準が低かったとはいえ、やっと水面上に顔を出すことができた。

地域別にみると、アジア向けの輸出だけが順調に回復している。前年同月と比較すると、アメリカ向けはまだ7.6%の減少、EU(ヨーロッパ連合)向けが1.4%の増加、中東向けは25.1%減少だったのに対して、アジア向けは31.2%と大幅に増加した。なかでも中国向けは42.8%増、台湾向けは48.1%増、マレーシア向けは35.3%増と大きく伸びている。

日本の輸出がピークだった07年12月の実績と比べてみても、アジア向けの回復ぶりは顕著だ。たとえばアメリカ向けの輸出はピーク時の58%にとどまっているが、アジア向けは83%にまで回復。特に中国向けは92%にまで戻している。一例をあげると、中国向けの自動車輸出はピーク時を35%上回る成績となった。

政府の景気対策が遅れたため、この1-3月期は景気の“二番底”が心配された。しかし12月の輸出が順調な回復ぶりをみせたことから、その心配はかなり薄らいだと考えていいだろう。この傾向が新年に入っても持続すれば、そう遠くないうちに企業の設備投資も底入れする公算が大きい。いったんは消えたデカップリング論(先進国の不調を新興国が補うという主張)が、ここへきて甦ってきたように思われる。
    

    ≪28日の日経平均 = 上げ +162.21円≫

    ≪29日の日経平均は? 予想 = 下げ

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