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経済なんでも研究会
失業率5.1% の読み方
2010-02-03-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 悪化したの? 改善したの? = 新聞に「失業率は5.1%」という見出しが揃った。ところが、ソデ見出しでは「悪化」としたところと「改善」と書いたところがあって、ちょっと混乱した。だが両方とも間違っているわけではない。昨年の平均失業率は5.1%、前年より1.1ポイント悪化した。昨年12月の失業率もたまたま5.1%で、こちらは前月より0.1ポイント改善したという次第。

不況の影響で09年の雇用情勢がどれだけ悪化したかを知るには、昨年の平均失業率。現在の雇用動向を見るには、12月の数字が重要なことは言うまでもない。しかし12月の数字が0.1ポイント低下したことが、ほんとうに雇用情勢のわずかな改善とみていいかどうかについては疑問がある。厚生労働省の発表を点検してみよう。

発表によると、12月の就業者数は6223万人。完全失業者は317万人だった。ここで完全失業率というのは、就業者が増加するか、失業者が減少すれば低下することになる。そこで12月の数字を11月の数字と比較してみると、就業者数は108万人減少、失業者数は14万人の減少だった。12月の失業率が0.1ポイント低下したのは、失業者数の減少に負うところが大きい。

だが就業者数が減っているのに、なぜ失業者数も減るのだろう。その理由は雇用の環境がさらに悪化した結果、それまでは就職を希望していた人が「就職はとてもムリ」だと考えて、求職活動を止めてしまったからだと思われる。そうだとすれば、失業率の低下は全く雇用情勢の好転を意味しない。政府は失業率5.1%の意味を正しく捉えて、雇用対策に全力を挙げるべきである。
   

    ≪2日の日経平均 = 上げ +166.07円≫

    ≪3日の日経平均は? 予想 = 上げ

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