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経済なんでも研究会
南ヨーロッパ発の “低気圧” (下)
2010-02-10-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ ECの試金石にも = 財政難に陥ったギリシャ、ポルトガル、スペインの3国は、いずれもEU(ヨーロッパ連合)の加盟国である。このため今回の問題も、最終的にはECB(ヨーロッパ中央銀行)やドイツあるいはフランスなどの有力加盟国が面倒をみるだろうと考えられている。そうなれば、南欧の“低気圧”も急速に勢力を弱めるだろう。

ところがドイツもフランスも、いまは経済的な余力があまりない。不況対策を実施したために、財政状態も悪化している。たとえば09年の財政赤字はGDP比で、ドイツが3.4%、フランスが8.3%と、EUが決めた「3%以内」の基準を突破してしまった。しかもまだ不況から脱し切れず、両国ともに失業率は高水準のまま。積極的な支援は、しにくい状況にある。

EUは1967年に6か国でスタートした。いまや、その加盟国は27か国にふくらんでいる。総人口は5億人。GDPは12兆ユーロ(約1600兆円)と、アメリカをしのぐ経済圏に成長した。しかし最大のアキレス腱は、通貨統合は進めたものの、財政は各国が独自の政策で運営している点。今回の問題は、その欠陥を露呈したものと言えるだろう。

昨年12月に新しいリスボン条約が発効、初代の大統領にファンロンパイ前ベルギー首相を選出したEC。通貨に続いて政治面での統合をさらに前進させたが、早くも加盟国の財政不安という荒天に直面した形。EUが早目の支援に成功すればいいが、もし失敗すると世界経済は再び暴風雨に見舞われる。EU自体も、その結束にヒビが入りかねない。


    ≪9日の日経平均 = 下げ -18.92円≫

    ≪10日の日経平均は? 予想 = 上げ

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