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経済なんでも研究会
GDP : 10-12月期は順調だったが 
2010-02-16-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 心配な1-3月期 = 内閣府が15日発表した昨年10-12月期のGDP速報によると、前期比を年率換算した実質成長率は4.6%だった。内容的にみると内需と外需のバランスがとれて、久しぶりにいい形となっている。しかし心配な問題点もあって、ことし1-3月期には息切れ気味となる可能性が大きい。

項目別に点検すると、輸出は21.7%の増加。中国向けのほか、アメリカ向けも拡大した。この外需に加えて、内需も健闘している。個人消費は2.8%の増加、企業の設備投資も4.0%伸びた。住宅投資は12.8%のマイナスだったが、それでもマイナス幅は前期の半分に縮小した。内需全体がプラスになったのは、7四半期ぶりのことである。

ところが心配な問題点も内包している。その1つは、輸出の増勢が鈍ってきたこと。たしかに20%を超える伸び率は小さくはないが、前期の37.8%増に比べるとかなり縮小した。中国をはじめアメリカなどの輸入が大きく伸びているなかで、日本の輸出シェアは低下しているのではないか。この傾向が一時的なものかどうかが、気にかかるところだ。

もう1つは、個人消費の動向。10-12月期はエコカーや家電製品に対する政策的な支援が、需要を下支えした。政府は支援政策を延長したが、その効果はしだいに薄れるだろう。しかも雇用者報酬は、10-12月期も1.2%の減少だった。減少はもう7四半期も続いている。この2つの問題点から、ことし1-3月期の成長率は減速を免れない公算が大きい。1-3月期の結果がゼロ成長に近づくと、民主党政権に対する批判はさらに高まる。その集計は5月になるが、参院選での大きな論争点になるような気がする。


    ≪15日の日経平均 = 下げ -78.89円≫

    ≪16日の日経平均は? 予想 = 上げ

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