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経済なんでも研究会
ECのお荷物 : ギリシャの命運 (下)
2010-02-19-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ オリンピックのうちに = EUは11日の臨時首脳会議で、ギリシャを支援することで合意。これを受けて15-16日に開いた財務相会議では、ギリシャ政府の財政再建計画を承認した。そのうえでギリシャ政府に対して、10年中に財政赤字のGDP比を4ポイント引き下げるための具体的な措置を、3月16日までに提出するよう求めている。

この3月16日という期限には意味がある。ギリシャは3月末から5月にかけて、250億ユーロ(約3兆円)にのぼる国債を償還しなければならない。それまでに再建計画の詳細を確定し、それに合わせて支援するというのがECの最終決定である。要するにギリシャ自身が財政再建に最大限の努力をすれば、面倒をみましょうという話だ。ちょうどオリンピックの真っ最中。発祥の地ギリシャの国民がバンクーバーを向いているうちに、超緊縮政策を決めてしまおうという作戦も見え隠れする。

財務相会議では、資金援助はECB(ヨーロッパ中央銀行)とIMF(国際通貨基金)が中心となって行うことも決めたようだ。しかし、それなら一安心というわけには行かないだろう。最大の問題は、若年失業率が20%を超える不況のなかで、ギリシャ国民が超緊縮・耐乏政策に理解を示すかどうかだ。パパンドレウ首相自らも、厳しい緊縮財政を条件とするIMFの支援を受けることには反対だと伝えられる。

国民の激しい抵抗のなかで緊縮政策を推し進めれば、政権がもたないかもしれない。政府が国民と妥協すれば、ECBやIMFの援助はむずかしくなる。それでもギリシャのデフォルト(債務不履行)は絶対に困る。いまや“取り扱い注意”のお荷物となったギリシャを背負い、横目でポルトガルとスペインの様子を窺いながら、EUは発足以来の難問に直面している。
    

    ≪18日の日経平均 = 上げ +28.86円≫

    ≪19日の日経平均は? 予想 = 上げ

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