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経済なんでも研究会
世界的に堅調な 金への投資 (下)
2010-02-24-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ “多様性”の力 = ワールド・ゴールド・カウンシルは、09年に金価格が高騰したことについて「これは金の特性である“多様性”が存分に発揮された結果」だと総括している。つまり宝飾的な価値、信用リスクのない投資対象、工業的な需要といった金の持つ特別な性格が、価格の上昇に寄与したというわけだ。たしかに09年の推移をみると、宝飾需要が減退したときには投資需要が増え、投資が一服した時期には宝飾品需要が盛り返している。

金には公的機関からの需要もある。たとえば09年中に、中国は外貨準備として保有する金の量を76%も増加させた。インドも56%増、ロシアは23%増やしている。これらの諸国は、外貨準備の運用先であるアメリカ国債の下落を警戒して、金の保有率を引き上げたとみられている。

世界全体を合わせても、金の在庫量は推定16万トン。過去40年間で2倍になった。これに対して09年の生産量は3890トン。在庫に対する生産の比率はきわめて小さい。中国は増産に努めているが、南アフリカなど古くからの産金国では生産量が年々減ってきており、全体的に生産量が増える可能性はきわめて小さい。こうした生産面からの制約も、金の価格を下支えする一因となっている。

現在、ニューヨーク市場の金相場は1トロイオンス=1120ドル近辺。ことしの展望は、アメリカの金利しだいと専門家は考えている。この見方からすると、いまの景気情勢から言って年の前半には利上げはなさそう。後半に景気がはっきり回復すると利上げの可能性。したがって前半は投資需要が、後半は宝飾品需要が金価格を支えることになりそうだ。つまり、ことしも金の“多様性”が有効に働くのでは。


    ≪23日の日経平均 = 下げ -48.37円≫

    ≪24日の日経平均は? 予想 = 下げ

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