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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 現代のお宝・ レアメタル ⑤
2010-03-06-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 急速な技術革新 = 将来は入手が困難になることを見越して、レアメタルの使用量を減らしたり、全く使わないようにする研究が急速に進んでいる。たとえば排気ガスを抑制する触媒に使われているプラチナやパラジウム。この使用量を7割減らす技術が、日本で開発された。またテレビやLED(発光ダイオード)の電極に使うインジウムの一部を、安い酸化亜鉛に置き換える方法も発明されている。

そのほか現在はインジウムとスズの化合物で作っているタッチパネルの透明フィルムを、カーボン・ナノチューブに置き換える。太陽電池の透明電極を、炭素系のグラフェンで代替する実験にも成功した。ネオジウムを全く使わない自動車用高出力モーターにも、実用化のメドがついたと伝えられる。

このようにレアメタルの使用量を節約したり、全く新しい物質で代替してしまう。これが経済産業省の「レアメタル確保戦略」にある「代替材料の開発」である。経済産業省では、特に超硬工具に使うタングステンと永久磁石に必要なディスプロシウムの入手が困難になるとみて、その代替材料開発を支援することにしている。

イタリアのボルタが電池を発明したのが1800年。そのちょうど100年後、エジソンがニッケル・鉄蓄電池を世に送り出した。日本では1954年にニッケル・カドミウム電池、90年にはニッケル水素電池、そして91年にはリチウムイオン電池の生産が開始された。この例をみても判るように、世代の交代はきわめて早い。中国がレアアース類の輸出を制限しながらも禁輸しないのは、価格が高騰して代替技術が加速することを警戒しているためだと思われる。


                              (続きは来週サタデー)

    ≪5日の日経平均 = 上げ +223.24円≫

    【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】     

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