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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 現代のお宝・ レアメタル ⑦
2010-03-20-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ リチウムの不思議(下) = リチウムの産地も他のレアメタル同様、地理的に限られている。08年の世界産出量は2万7400トンだったが、最大の産出国はこのあいだ大地震に見舞われた南米チリで1万2000トン。次いでオーストラリア、中国の順となっている。ところが存在量は、南米のボリビアが圧倒的に多い。同国のウユニ塩湖には、世界全体の半分に当たる540万トンが眠っていると推定されている。

実はリチウムは鉱石からも採取されるが、その量は全体の3割ほど。あとの7割は、塩湖の水から精製する。その塩湖がアンデス山系のボリビア、チリ、アルゼンチンに集中しているというわけだ。塩湖の水を天日で干し上げ、1年がかりで製品にする。ハイテクの最先端を行く材料なのに、やや古典的な製法なのも変わっている。

日本は全量を輸入に頼っている。約7割がチリからだ。炭酸リチウムの形で、08年は1万3194トンを輸入した。全世界の消費量の10%を超える大消費国である。輸入価格は00年に1キログラム当たり200円だったものが、08年には700円を超えるようになった。これは各国の争奪戦が始まったためとみられるが、供給量に心配はない。なにしろウユニ湖だけで、現在の消費量なら200年分もあるのだから。

加えてリチウムは海水にも含まれている。ただ濃度は0.2ppmだから、5000リットルの海水にリチウムは1グラムという計算になる。現在はコストが高すぎて、まだビジネスにはならない。しかし海中のリチウム含有量は2300億トン。いずれは安く取り出せるようになるだろうと期待もされている。


                             (続きは来週サタデー)

    ≪19日の日経平均 = 上げ +80.69円≫

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