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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 現代のお宝・ レアメタル ⑧
2010-03-27-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 再び値上がり中 = レアメタルの価格は03年ごろから07年にかけて急上昇した。たとえば07年のニッケル、タングステン、ネオジウムなどの国際価格を03年と比べると、5倍から7倍に跳ね上がっている。日本の輸入価格も同様に急騰した。ただ08年に入ると世界不況の影響が出始め、価格は軒並み反落した。

それが不況の回復傾向と合わせて、最近は再び上昇している。液晶テレビの透明電極材となるインジウムや特殊鋼の製造に欠かせないモリブデンは、昨年秋より30-40%の値上がり。永久磁石用のネオジウムの輸入価格も1キログラム当たり40ドル近くと、1年半ぶりの高値となった。ニューヨーク市場のプラチナ先物相場は、08年春には1トロイオンス当たり2200ドルまで上昇。08年10月には800ドルを割ったが、現在は1300ドルに戻している。

反発の理由は、言うまでもなく世界経済の好転。自動車や電機の生産が増加するにつれて、レアメタルの需要が回復してきたからだ。特に中国の需要が著しく伸びている。中国が自国で産出するレアメタルに輸出税をかけたことも大きい。つまり中国は需要と供給の両面から、レアメタル価格の上昇要因になっているわけだ。

レアメタルのほとんどを輸入に頼っている日本にとって、価格の上昇は直ちにコスト高につながる。また入手が困難になれば、ハイテク製品の生産ができなくなる。対策としては備蓄を増やすほか、海外での権益確保、自主開発、リサイクルの徹底、効率的な使用や代替品の開発などの技術革新。これらのすべてに全精力を傾注しなければ、日本経済の将来は雲に閉ざされてしまう。


                            (続きは来週サタデー)

    ≪26日の日経平均 = 上げ +167.52円≫

    【今週の日経平均予想 = 2勝2敗】 

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