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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 現代のお宝・ レアメタル ⑩
2010-04-10-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 熱水鉱床に注がれる目 = 世界中が熱水鉱床に目を付け始めた。熱水鉱床というのは、水深800-3000㍍の海底で噴出する熱水に融けていた金属成分が、海水で冷やされて沈殿した地層。金や銀などの貴金属のほか、亜鉛や鉛、それにニッケル、コバルト、ガリウム、ゲルマニウムなどのレアメタルも大量に含まれている。

熱水鉱床は南太平洋から日本にかけて多く分布している。日本の排他的経済水域は447万平方㌔もあって、世界第6位の広さ。世界有数の熱水鉱床の存在が確認されている。ただ採掘コストが高いため、これまでは手が出せなかった。しかし貴金属やレアメタルの価格が高騰するにつれて、開発の動きが本格化。政府や民間が試験掘削を行なった結果、伊豆→小笠原→沖縄の海域で15か所の鉱床を発見した。

独立行政法人のJOGMEC(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)は、採掘のための技術的な調査を開始。10年後の商業化を目指している。また大手商社を中心に民間の30社も共同で、調査・研究を始めた。技術的にみて、水深1000㍍程度までなら問題はない。日本近海に存在する熱水鉱床に含まれる金属の価値は、現在の価格で70-80兆円という。

イギリス、カナダ、韓国なども、熱水鉱床の採掘に力を入れ始めた。イギリスの資源会社などは、日本の排他的経済水域にある鉱床の採掘を許可するよう申請してきている。レアメタルなどの国際価格がさらに上昇すれば、商業化はいっそう早まるに違いない。その結果、熱水鉱床からの金属採取が本格化すれば、日本が“資源大国”に生まれ変わることも決して夢ではない。


                            (続きは来週サタデー)

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