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経済なんでも研究会
来春の採用計画 : 2つの調査
2010-04-28-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 朝日と日経の食い違い = “就職氷河期”の再来といわれるなか、来春の新卒求人に関する2つの調査が発表された。1つはリクルート社が実施した11年3月卒業予定の大学生・大学院生についての調査で、朝日新聞が1面で大きく報じた。それによると、民間企業の求人倍率は1.28倍。前年より0.34ポイント低下している。

この調査は学生1万4685人、企業4460社を対象に行なわれた。その結果、就職希望者は45万6000人で前年より1.9%増えるが、求人数は58万2000人で19.8%減少すると推定している。このように求人数は就職希望者数を上回っているが、その比率である求人倍率は“氷河期”だった01年以来の低水準。来年も新卒者にとっては、厳しい就職状況が続くという判断だ。

日本経済新聞は同じ日の1面で、独自の調査結果を報道した。この調査はリクルート社とは違って、企業側にだけ来春の採用計画を聞いている。その結果、大卒の採用計画は前年より2.3%増える。特に製造業の場合は、10年春に採用を絞った反動で8.5%の増加になるという。まだ採用を前年より減らす企業が全体の36%もあって厳しい状況は続くが、それでも見通しはやや好転したという分析である。

リクルート調査では求人数が20%近く減少するのに、日経調査では逆にやや増える。調査のやり方が違うので結果が食い違うこともやむをえない。だが朝日新聞だけを読んだ学生は暗くなり、日経だけを見た学生は少し明るくなったのではあるまいか。調査というものはどこまで信用できるのかを、考えさせられる好例だった。 


    ≪27日の日経平均 = 上げ +46.87円≫

    ≪28日の日経平均は? 予想 = 下げ

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