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経済なんでも研究会
5%成長の弱点 : やはり消費に
2010-05-21-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 個人消費の伸びは半減  内閣府が20日発表した1-3月期の実質成長率は、前期比の年率で4.9%だった。5%台には乗らなかったものの、前期の4.2%を上回っている。昨年7-9月期の実績が0.1%のプラスに改定されたため、これで4四半期連続のプラス成長ということになった。

年率換算でみると、内需は2.3%の増加。個人消費や企業の設備投資に加えて、マイナスを続けてきた住宅建設がプラスに転じたことが大きい。輸出も30.5%伸びた。全体の成長に対する寄与度は、内需が0.6ポイント、外需が0.7ポイントでバランスもいい。GDPデフレータは0.01%ながら、5四半期ぶりにプラスに。この結果、名目成長率も4.9%で実質値と同じになった。

こうしてみると、1-3月期の成績は近年では珍しいぐらいのいい形。だが、その内容をもう少しよく点検すると、心配な点が見えてくる。たとえば個人消費は1.3%の増加だったが、この伸び率は前期の2.8%から半減している。設備投資も前期の5.1%増から4.2%に鈍化した。輸出と住宅がその分を補った恰好になっている。

特に消費は、エコカーに対する減税や補助金、あるいは家電エコポイント制度に助けられた。4月以降その政策効果が薄れると、伸び率はさらに鈍るかもしれない。その根底には、やはり家計所得の伸び悩みと就業者が増えないという大きな問題が隠れている。政府は一時的な5%成長に安堵することなく、賃金と雇用の問題に全力をあげて取り組むべきだろう。


    ≪20日の日経平均 = 下げ -156.53円≫

    ≪21日の日経平均は? 予想 = 下げ

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