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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- ギリシャの悲劇 : 日本は? ⑤
2010-05-29-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ “大きな政府”の見本 = ギリシャの財政赤字は、どうして積み上がったのだろう。一言でいえば、1980年からの歴代政府が有権者の評判を気にして、財政支出のバラマキを続けたからに他ならない。その結果、授業料は大学院まで無料、医療費は格安、年金は保険料が安いのに給付は高い水準となった。

要するに“大きな政府”である。北欧諸国のように福祉水準は高くなった。しかし税金は安い“高福祉・低負担”が定着してしまった。大きな政府だから、公務員の数も多い。働いている人の4人に1人は公務員だ。しかもスト権を持っており、今回のデモやストでも中核を担う存在となっている。空軍までがストに入ったというから、びっくりだ。

援助を受けたギリシャが緊縮政策を余儀なくされることは、やむをえない。だが緊急融資を実施した側のユーロ諸国までが、財政を引き締めなければならなくなった。不況対策として財政支出を増大してきたところへ、こんどはギリシャに対する支援や緊急基金の創設で支出を追加することになったからである。

その結果、ユーロ諸国はもう景気対策を継続できないのではないか。すると景気の回復傾向は続かないのではないか。こうした不安が急に頭をもたげ、ユーロ相場が急落した。ヨーロッパの景気不安、ユーロの下落は、アメリカや日本、中国などの輸出に悪い影響を与える。このため株式相場も急落した。ギリシャ悲劇の第3幕は、このように世界的な広がりを持って進行している。


                              (続きは来週サタデー)

    ≪28日の日経平均 = 上げ +123.26円≫

    【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】 

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