FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- ギリシャの悲劇 : 日本は? ⑥
2010-06-05-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 財政再建への大波 = ギリシャの財政破綻をきっかけとして、いまヨーロッパ諸国には財政再建の大波が押し寄せている。火元となったギリシャは今後3年間に300億ユーロの赤字を削減すると約束したが、これはEU諸国などから緊急融資を受けるための前提条件だった。

火の粉は近隣諸国に飛んだ。同様に財政不安を囁かれていたポルトガルとスペインが、すぐに厳しい財政再建策を発表。スペインなどは13年までに500億ユーロの削減を決めた直後に、さらに150億ユーロの削減を上乗せしている。そしてイタリアも、2年間で240億ユーロの財政赤字削減を決定した。公務員の昇給をストップする措置も含まれており、イタリアでは大規模なストも発生しそうな雲行きである。

どちらかというと、ヨーロッパでは南の国々が財政問題にルーズだと言われている。だが財政再建への大波はしだいに北上し、フランスやイギリス、それにドイツをも巻き込んでいる。フランスは今後3年間の歳出の伸びを、国債の利払い費を除いてゼロにすることを決めた。イギリスはユーロ圏ではないが、こんどの総選挙で13年ぶりに政権を奪回した保守党のキャメロン首相は施政方針演説で、直ちに財政赤字の削減に取り組むと公約した。

EUのなかで最も経済力の大きいドイツ。こんどのギリシャ支援でも224億ユーロを拠出する。まだ具体的な緊縮財政策は発表していないが、メルケル首相は「ドイツにも緊縮策は必要だ」と述べている。ただドイツ政府にとって頭が痛いのは、多くの国民がギリシャ支援に批判的なこと。なぜ遊んで暮らしてきたキリギリスに、働き者のアリが援助しなければならないのか。こんなイソップ物語が、比喩として持ち出されているという。
                              
                              
                               (続きは来週サタデー)

    ≪4日の日経平均 = 下げ -13.00円≫

    【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.