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経済なんでも研究会
財政or景気のワナ : はまった市場 (中)
2010-05-27-Thu  CATEGORY: 政治・経済
財政出動は困難の見方 = ユーロ加盟国は財政の負担が増大したため、今後は財政面から景気浮揚策を講じることは難しくなったという見方が強まった。ここから、こんどはEUの景気に対する不安が高まっている。いま世界経済はリーマン・ショックから立ち直る道を歩んでいるが、EUの回復ぶりは明らかに遅れている。

たとえば1-3月期のGDP成長率を比較しても、アメリカは年率3.2%、日本は4.9%だった。これに対して、ユーロ圏16か国は0.8%の成長に止まった。ユーロ諸国としては、もう一段の財政支出を期待したいところだが、そうは行かなくなったわけである。

投資家も困難な局面に陥った。さらに財政が悪化すれば、国債は償還リスクが増大し、金融危機の危険度も増す。かといって各国が緊縮財政に傾けば、景気は悪化するだろう。だから債券も株式も国際商品も、敬遠せざるをえない。市場は財政を重視すれば景気が危うく、景気を重視すれば財政が危うくなるという、身動きのとれないワナにはまってしまったようだ。

なお悪いことに、景気の回復で先行した中国やブラジルなどの新興国は、経済の過熱を心配して引き締め政策に傾斜し始めた。さらにアメリカやユーロ圏諸国では、金融規制を強化する動きが出ており、その行き先も見定めねばならない。ドイツでは、国債の空売り禁止という荒療治まで飛び出している状況だ。


                                      (続きは明日)

    ≪26日の日経平均 = 上げ +62.77円≫

    ≪27日の日経平均は? 予想 = 下げ

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