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経済なんでも研究会
財政or景気のワナ : はまった市場 (下)
2010-05-28-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 投機マネーの反攻 = 市場は“財政と景気のワナ”から抜け出そうとする。特に1兆4000億ドルの資金量を有する投機マネーは、早々と反攻に転じようとするだろう。反攻の糸口は、あるいはスペインやポルトガル国債の格付け引き下げになるかもしれない。そのときは攻撃の対象がユーロに絞られ、EU対投機マネーの総力戦になる可能性さえありうるだろう。

仮にそうなれば、いわゆる“国家対市場”の対決に発展する。前例もある。1992年9月、投機筋がポンドを売り浴びせた。イングランド銀行は金利を10%から一気に15%に引き上げるなどして対抗したが、結果は1か月でポンド相場が15%も急落。投機筋の完勝に終った。今回はユーロ売りに、突破口を見出そうとするかもしれない。

ユーロ相場の下落がユーロ圏諸国の輸出競争力を押し上げ、景気の回復に貢献するかもしれない。そのときは自然な形でワナが解消し、一般投資家にも安心感が戻るだろう。このようにワナの解消は、何がきっかけで起るか予測できない。重要なことは、金融・財政・為替・景気に対する不安が高まるなかで、実際の景気回復基調が持ちこたえられるかどうかである。持ちこたえられないと、調整は長期化せざるをえない。

日本の場合も、世界経済の大きな流れと無縁というわけにはいかない。すでにユーロ相場の下落は輸出産業を中心に大きな影響を及ぼし始めている。また世界が財政規律に重点を置き始めているなかで、日本はもっと予算や国債の問題について慎重になる必要があるだろう。来年度の予算や国債の規模を今年度以下に、という程度の姿勢では危ないという気がする。


    ≪27日の日経平均 = 上げ +117.06円≫

    ≪28日の日経平均は? 予想 = 上げ

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