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経済なんでも研究会
財政と景気は 両立できるのか (Ⅰ)
2010-06-08-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 苦渋のG20共同宣言 = 韓国の釜山で開いたG20(主要・新興20か国)財務相・中央銀行総裁会議。採択した共同声明には「深刻な財政課題を抱える国は、健全化ペースの加速が必要」と書かれている。一見すると常識的な文面だが、よく考えてみると実に不思議な表現だ。

いまヨーロッパ諸国はもちろん、アメリカも日本も大きな財政課題を抱えている。G20の参加国で問題を抱えていないのは中国とインドぐらいなものだろう。だから仮に日米欧の主要国が一斉に「健全化ペースの加速」に踏み切ったら、世界の景気はどうなるのだろう。それともアメリカや日本は、まだ「深刻な財政問題」を抱えていないと解釈すべきなのだろうか。

その一方で、共同宣言は「持続可能かつ均衡ある成長の枠組み」についても検討したと述べている。だが前半で書かれた財政問題と後半に出てくる成長問題の関連性については、全く触れていない。要するに20か国の財務相と中央銀行総裁は、どうすれば財政再建と経済成長が両立するのか。その具体的な方法を見出すことができなかったわけだ。

すでに財政再建のために緊縮政策を実行しているギリシャやポルトガルでは、企業業績が落ち込み、個人の消費支出も縮小し始めたという。こうした傾向がヨーロッパ全域に広がれば、アメリカや日本にも大きな悪影響を及ぼす。そのとき政府が景気対策を強化すれば、財政はさらに悪化を免れない。財政と景気の両立。これが世界経済の最大の問題になってきた。菅新内閣にとっても同様である。


                                     (続きは明日)

    ≪7日の日経平均 = 下げ -380.39円≫

    ≪8日の日経平均は? 予想 = 下げ

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