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経済なんでも研究会
財政と景気は 両立できるのか (Ⅲ)
2010-06-10-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 増税しても景気はよくなる? = 菅新首相のこれまでの言動から、志向する経済政策の輪郭を描いてみよう。財務相だった5月の記者会見では、11年度の新規国債の発行額について「今年度当初予算の44兆3000億円を超えないよう全力で努力する必要がある」と述べている。また民主党代表選に立候補したときの会見では「無限に借金が増える方向性を正したい」と言っている。ここから判ることは、鳩山前首相より財政再建に対する関心が深いという姿勢だ。

それより前、4月の講演会では「増税しても、使う道を間違わなければ景気はよくなる」と強調した。ここからは菅首相が、消費税の引き上げに前向きなことが読み取れる。ただ問題なのは、増税しても景気はよくなるという理屈の根拠だろう。本当に増税して景気がよくなれば、こんなに素晴らしいことはない。

その他の情報を総合してみると、菅首相は消費税の引き上げによる歳入の増加分を医療や介護などの支出に当てる。その結果、雇用や消費が拡大して景気がよくなると考えているようだ。だが、この考え方には大きな2つの疑問点がある。その1つは、やはり収支バランスだ。たとえば仮に消費税率を10%に引き上げると、約10兆円の税収増が見込める。

その一方で、11年度予算は支出総額と国債発行額を10年度並みに抑えたとしても、社会保障費の自然増やいわゆる埋蔵金の枯渇で、新たに10兆円の新規財源が必要になると試算されている。したがって消費増税の分はすべて食われてしまい、医療や介護に回す財源は出てこない。もう1つの疑問は、医療や介護に対する投資効果である。
                                   
                                     
(続きは明日)

    ≪9日の日経平均 = 下げ -98.81円≫

    ≪10日の日経平均は? 予想 = 上げ

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