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経済なんでも研究会
日銀の成長金融政策 : やってみなはれ
2010-06-18-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 政府への“挑戦状”? = 日銀は15日の金融政策決定会合で、成長分野に対象を絞った新しい融資制度を決めた。環境やエネルギーなどの成長分野に融資する金融機関を対象に、総額3兆円の資金を年0.1%の超低金利で貸し付ける。市中の金融機関を通じるが、いわば日銀が積極的に企業金融に乗り出すわけで、中央銀行としては異例の行動だと言える。

民主党は昨年9月に政権を奪取したが、鳩山内閣は成長政策に関心を持たなかった。菅内閣の姿勢はまだ不明だが、財源などの制約もあって成長第一主義にはなりそうもない。だが成長部門の活性化がなければ、日本経済の発展は期待できないというのが産業界や日銀の考え方。そこで政府がダメなら日銀が、という発想で構築されたのが今回の成長金融政策だ。

成長部門の育成・強化は、本来なら財政や税制あるいは規制緩和など政府の役割である。金融にしても、そのために政策投資銀行などの政府系金融機関が存在するわけだから、日銀の決定は動きの鈍い政府に対する一種の“挑戦状”だ。当然ながら政府部内や学者の間では「中央銀行がそこまでやるべきではない」という批判も出ている。だが慎重居士の日銀が決断したことには拍手を贈りたい。松下幸之助なら「やってみなはれ」と激励するだろう。

ただ日銀が成長分野を18も掲げたことは、目標を広げすぎた。もう少し選択して集中しないと、資金の流れを把握し切れないのではないか。また市中銀行が超低利で借りた資金で、国債を買って儲けるようなことがあってはならない。その点の監督がしっかりできないと、この新制度は金融機関の利益を増やすだけの結果に終る危険がある。


    ≪17日の日経平均 = 下げ -67.75円≫

    ≪18日の日経平均は? 予想 = 上げ

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