FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
中国経済のアキレス腱 : 流動性バブル (上)
2010-06-22-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ ついに元の切り上げへ = 中国人民銀行は19日「人民元相場の弾力性を高める」という趣旨の声明を発表した。ずいぶん抽象的な文言だが、要は元相場の上昇を容認するという意味である。元の為替レートは人民銀行が常に介入して米ドルとの交換率を一定に保っているが、その介入をやや緩めてレートを切り上げるというわけだ。

人民元の対ドル相場は、05年7月までは1ドル=8.28元に固定されていた。中国はその時点でも相場の上昇を容認し、世界不況が始まった08年7月の相場は6.83元になっていた。その後はレートを固定する政策を続けていたが、ここへきて再び切り上げを認めることになった。

実際のレート上昇は、きわめて緩やかな形で進行するとみられている。その結果が日本経済に及ぼす影響は、かなり複雑だ。食料品や雑貨などの輸入品は、値上がりの圧力を受ける。中国向けの輸出は、増やしやすい。だが日本から部品を輸入して組み立てて完成品を日本に輸出するケースでは、プラスとマイナスの要素が混在する。日本円の相場は、元に引きづられて上昇するかもしれない。

中国がこの時点で、元の切り上げを決断した理由はなんだろう。週末にカナダで開かれるG20首脳会議を意識したものだという見方が強い。それもあるだろうが、もっと基本的な理由は中国政府がいま最も頭を悩ませている国内の過剰流動性対策だ。元の切り上げを防ぐために実施してきたドルの買い介入で、国内では深刻な流動性バブルが蔓延している。


                                 (続きは明日)

    ≪21日の日経平均 = 上げ +242.99円≫

    ≪22日の日経平均は? 予想 = 下げ

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング

ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.