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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- ギリシャの悲劇 : 日本は? ⑩
2010-07-03-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 日本とギリシャの違い = 「このままでは2年か3年で、日本はギリシャになってしまう」--菅首相は参院選が公示された24日、大阪市での第一声でこう演説した。財政再建の必要性を訴えた言葉だが、ここには重要な3つの意味が凝縮されている。①いまの日本はギリシャとは違う②2-3年後は危ない③それを防ぐ対策はあるのか。

まず現状を考えてみよう。財政の窮迫度を示す指標としてよく使われるのが、その国のGDPに対する政府債務残高の比率である。この比率はギリシャが115.1%で、ヨーロッパ諸国のなかではたしかに高い。ところが日本の比率は来年3月末で197.2%に達する見込み。先進国のなかでも、ずば抜けて高い。

それなのに、日本の国債はよく売れている。今週などはヨーロッパの財政・金融不安が再燃して、ユーロが再び売り込まれている。そうしたなかで外国人投資家も日本の国債を買い、円相場が上昇して長期金利が下落した。ギリシャ化どころではなく、日本の国債はまだまだ信用されていることになる。

その理由は2つ。1つは日本が国際収支の面で黒字を出していること。外貨準備を1兆ドルも貯めこんでいる。だから国債の償還が危うくなるようなことはない。もう1つは日本の国債は、全体の95%以上を国内で消化している事実。その財源は1400兆円といわれる個人の金融資産だ。この資産があるかぎり、国債が売れなくなることはない。日本とギリシャとの違いは、こうした点にある。


                          (続きは来週サタデー)

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