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経済なんでも研究会
企業は なぜ人を増やさないのか?
2010-07-02-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 増える残業時間 = 日銀が1日発表した6月の企業短期経済観測調査によると、大企業・製造業の業況判断DI はプラス1にまで回復した。業況が3月時点よりも良くなった企業の数が、悪くなった企業の数を上回ったことになる。少なくとも大企業・製造業に関する限りは、リーマン不況以前の状態に戻ったと考えていい。

ほぼ終了した上場企業の3月期決算発表をみても、業績は予想以上に回復している。だが、その回復は雇用の面に表われてこない。総務省の労働力調査では、5月の就業者数は前年同月より47万人も減っている。もちろん中小企業の業況回復が遅れているという事情もあるだろう。だが、それにしても就業者数が増えなさすぎる。

厚生労働省が発表した5月の勤労統計をみると、製造業の労働時間数は前年同月より6.6%増えた。ところが、その大部分は所定外、つまり残業の増加である。所定外労働時間は46.7%も増えた。要するに、業況の回復によって増えた仕事量を、雇用の増大ではなく残業の拡大でこなしているわけだ。

さらに仕事量が増えると、残業の拡大ではこなし切れなくなる。現状はその過渡期にあると考えられるが、従来なら、ここに派遣労働というクッションが存在した。派遣法が改正されれば、製造業への派遣は禁止される。だから特に製造業は、このクッションを使えない。この1年間で派遣労働者の数は150万人近くも減少した。その影響で就業者数が増えないのではないか。検証が必要だと思う。 


    ≪1日の日経平均 = 下げ -191.04円≫

    ≪2日の日経平均は? 予想 = 下げ

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