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経済なんでも研究会
忍び寄る “財政再建不況”の影 (中)
2010-07-07-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 緊縮政策のあらし = いまヨーロッパでは、財政再建競争の大風が吹き始めた。きっかけはギリシャ。続いてポルトガルやスペイン。これらの国々はデフォルト(債務不履行)の危機に見舞われ、やむなく緊縮政策に追い込まれたグループと言える。いずれも年金制度の改革、増税、そして公務員の人員削減や給料カットに踏み切った。

ギリシャは09年に13.6%だった財政赤字のGDP比を、14年には2.6%まで落す。同じくポルトガルは9.4%を、13年には2.8%へ。スペインも11.4%を、13年には3%に圧縮する財政計画を策定した。ところが、これらのデフォルト懸念グループを支援するため資金を拠出したEUの中核的な国々でも、財政赤字の増大に対する不安が一挙に高まった。

イタリアは12年、ドイツとフランスは13年までに、赤字のGDP比を3%以下にする計画。ドイツでは14年までに800億ユーロの歳出削減。そのために公務員を1万5000人減らす。防衛部門の人員さえも4万人削減することになった。フランスでは財政赤字を抑制するために、憲法を改正することまで考えている。

ユーロ圏には参加していないイギリス。ここでも成立したばかりのキャメロン内閣が、11月からの付加価値税引き上げ、子ども手当ての支給停止、公務員給与の凍結などを早々と決定した。このようなヨーロッパ諸国の財政再建政策が、全体としてどれだけの需要を減少させるのか。まだ計測は不能だが、大変な金額になることは間違いない。世界経済はそれに耐えられるのか。新たな不安が頭をもたげてきた。


                              (続きは明日)

    ≪6日の日経平均 = 上げ +71.26円≫

    ≪7日の日経平均は? 予想 = 下げ

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