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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- ギリシャの悲劇 : 日本は? ⑫
2010-07-17-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 国債の消化は“花見酒”? = 現状をみる限り、国債はきわめて順調に消化されている。買い手が多いから、国債の価格は上昇。その分、長期金利は8年ぶりの低水準に落ち込んでいる。買い手の中核は、国内の銀行と保険会社。3月末の国債残高は684兆円だったが、このうち銀行と保険で653兆円を保有する。 

銀行と保険の元手は、お客の預金や保険料だ。したがって国債は、個人の金融資産で消化されていると考えていい。日銀の統計によると、個人金融資産は3月末で1453兆円だった。このうち民間の株式を購入している分や住宅ローンなどの借金分を差し引くと、残りは最大で900兆円程度。国債残高との差は、およそ200兆円だ。だから、あと100兆円ぐらいは国債の消化が可能という説もある。

いま日本国債の保有比率は国内が95.4%。海外は5%にも満たない。この点はギリシャをはじめ欧米諸国とは、全く構造的に異なっている。だから日本は大丈夫だという説も。しかし落語の「花見酒」のように、身内でおカネをやりとりしているうちに、売り物の酒がなくなってしまうのでは、と心配する人もいる。

国債を無限に増やし続けることは不可能だ。このことは非常にはっきりしている。問題はいつ、その限界がくるのか。国の赤字が増え続ければ外国人ならずとも、日本人も国債を買わなくなるだろう。そうなれば、日本もギリシャと同様の道を歩むことになる。それまで2年か5年か。菅首相がそこまで計算して「2-3年後には、日本もギリシャと同じになってしまう」と言ったのかどうかは知らない。


                          (続きは来週サタデー)

    ≪16日の日経平均 = 下げ -277.17円≫

    【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】

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