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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- ギリシャの悲劇 : 日本は? ⑭
2010-07-31-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 来年度予算が試金石 = 基礎的財政収支を20年度までに黒字化する目標に向かって、その第1歩となる来年度はどんな予算を組むのか。この大切な第1歩を踏み出すために、菅内閣は2つの大方針を策定した。1つは国債費を除く一般政策費と地方交付税交付金の合計を10年度予算の70.9兆円以下にすること、もう1つは国債の新規発行額をこれも10年度予算の44.3兆円に止めること。

だが来年度の財政状態は、今年度よりさらに苦しい。まず歳出面では、高齢化の進展で社会保障費が1兆3000億円近く増えてしまう。その一方、歳入面では税収が2兆円ほど増えるが、埋蔵金を含む税外収入は5兆円程度に半減する。大ざっぱな計算をしてみると、予備費を活用しても財源は4-5兆円足りない。

さらに民主党が公約している子ども手当ての満額支給、農家への戸別補償拡大を実行するためには、6兆円以上の財源が必要だ。この政策に固執すれば、2つの大方針は守れない。この公約を撤回したうえで、なおかつ不要不急の政策費を5兆円程度はカットしなければならない。

2大方針が守られれば、日本も財政再建に向けて大きくカジを切ったと、全世界が認めるだろう。逆に守れなければ、日本の評価はさらに低下する。国債の格付けも引き下げられる可能性が大きい。そのときはギリシャの悲劇どころではなく、日本の悲劇が始まってしまうかもしれない。来年度予算の形は、年末に判明する。


                        (ギリシャの は終わり)

    ≪30日の日経平均 = 下げ -158.72円≫

    【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】 

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