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経済なんでも研究会
緊急経済対策は 誇大表示 ? (下)
2010-10-14-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 失業率は4%に下がる? = 景気対策のたびに政府が持ち出す事業規模というのは、実際のところよく判らない。たとえば金融機関の中小企業向け融資に政府が1000億円の融資保証をすると、実際の融資は1兆円になるかもしれない。また住宅エコポイントの原資を2000億円増やせば、実際の住宅投資は1兆円増えるかもしれない。そんな“獲らぬ狸の皮算用”が、いわゆる事業規模である。

菅首相は3段ロケットの景気対策を実行すると宣言した。第1弾は9月10日に閣議決定した経済対策。財政支出は9182億円だったが、その事業規模は9兆8000億円。雇用を20万人創出すると宣伝した。今回の第2弾と合わせると、事業規模はなんと31兆円に近い。また雇用の創出は、合計70万人に達する。

仮に今後1年半にわたって雇用の情勢に変化がないとすれば、第1弾と第2弾の景気対策によって、11年度末の完全失業率は4%にまで下がる計算だ。GDPも0.9%押し上げられることになる。だが残念なことに対策の中身からみて 、そんな思惑が現実のものになるとは全く考えられない。

奇妙なことは、第1弾では1兆円足らずの支出で20万人の雇用。第2弾は5兆円で50万人。口を開けば「1に雇用、2に雇用、3に雇用」と言う菅内閣が、第2弾では何でこんなに効率の悪い補正予算を組むのだろう。どう考えても、政府の試算は誇大表示だとしか思われない。そして景気対策の第3弾は11年度予算ということになるが、こんどの第2弾でその財源をかなり先食いしてしまった。


    ≪13日の日経平均 = 上げ +14.87円≫

    ≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ

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