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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 戸別所得補償の点検 ⑬
2010-10-30-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 農業の将来が見えない = コメの生産を減らし、麦や大豆などの戦略作物を増産する――これが戸別所得補償政策の目標である。だが、ことしはコメの生産が減らず、価格は大幅に下落した。戦略作物の生産もあまり増えない。まだ始まったばかりで結論を出すのは尚早だが、そんななかで多くの農家が頭を痛めているのは「日本農業の明日が見えない」という現実である。

民主党は戸別所得補償について、マニフェストでは「11年度から1兆円規模で本格的に実施する」と明記している。最大で1兆4000億円を支出するとも説明していた。しかし11年度予算について、農林水産省は制度の拡充を畑作6品目と漁業に限る方針。予算も9500億円程度、しかも現行の支援策をかなり削って財源を捻出するという。

こんな調子だから、農家のなかには所得補償制度への参加が収入増につながるのかどうか、迷いも生じている。現実にことしも土地改良事業費が減額されて、補償を受けても年間所得が減るケースが出現した。また世論調査によると、農家の8割がこの制度は財源難のために長続きしないと考えているという。

規模の拡大を目指して結成された協同組合では、参加した零細農家が補助金ほしさに脱落した例も少なくない。要するに現行の所得補償制度は、生産性の向上を目指しているのかどうか疑わしい。日本の農業をどう変えて行こうとしているのか。政府・民主党はもう一度、基本理念を見直す必要に迫られているのではないだろうか。


                      (戸別所得補償は 終わり)

    ≪29日の日経平均 = 下げ -163.58円≫

    【今週の日経平均予想 = 5勝0敗】

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