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経済なんでも研究会
反動減が怖い 12月期のGDP
2010-11-16-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 耐久財向け支出は52.5%も増加 = 内閣府が15日発表した7-9月期のGDP速報によると、年率換算した前期比の実質成長率は3.9%だった。民間の調査機関による事前の予測を大幅に上回る成長率で、15日の日経平均はこの数字を好感して上昇している。ところが内容的にみると、エコカーや家電製品に対する補助金につられた個人消費の独り相撲。大きな反動に見舞われることは、いまから覚悟しておかねばならない。

個人消費の伸び率は、年率で4.7%だった。特に自動車や家電製品など耐久財に対する支出は、年率で52.5%ときわめて大きい。これは言うまでもなく、エコカーや家電製品に対する補助金の効果だ。個人消費以外の項目をみると、企業の設備投資が3.2%、住宅投資は5.4%、輸出は10.0%の増加だった。これらの寄与度は、いずれもあまり大きくない。

補助金をあて込んだ消費の増大は、あくまで一時的な現象にすぎない。消費者はその分、需要を先取りしてしまったわけだから、あとは必ず需要が減退する。先取りが大きければ大きいほど、その反動減も大きくなると考えられる。そういう意味からいうと、7-9月期の消費増加は大きすぎた。

リーマン・ショックに直面して、アメリカやヨーロッパの主要国もエコカー補助金制度を実施した。だが、これらの国々は反動減が大きくなることを心配して、いずれも早めに制度を停止している。日本はどうも長々と引っ張りすぎたような気がする。しかも反動減の対応策も講じていない。補正予算を出してはいるが、執行は来年になってからだ。10-12月期の大幅な落ち込みが心配である。


    ≪15日の日経平均 = 上げ +102.70円≫

    ≪16日の日経平均は? 予想 = 上げ

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