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経済なんでも研究会
日銀短観にみる 景気の状態 (下)
2010-12-17-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 景気の停滞は長引く? = 日銀短観では調査対象の企業に、3か月先の予想も聞いている。それによると、大企業・製造業は来年3月の業況判断をマイナス2と予想した。今回の調査よりも7ポイント悪化することになる。もし、この予想が正しければ、景気の落ち込み方は10-12月期より来年1-3月期の方が大幅になってしまう。今回はやや改善した中小企業・製造業も、マイナス23と再び大きく悪化するという予想だ。

景気は10-12月期からゆるやかに下降、来年1-3月期には下降のスピードがやや速くなる。というのが今回の短観から読み取れる景気の動向だ。しかし10年度の企業収益は順調に伸びると、各企業は判断している。たとえば大企業・製造業の経常利益は前年度比57.8%の増加、中小企業・製造業でも58.1%の増加になるという予想だ。

にもかかわらず、企業の設備投資はほとんど増加しない。全規模の企業を合計した数字でみると、製造業は前年比3.9%増だが、非製造業は1.4%減となっている。また人員が過剰かどうかの判断を「過剰」-「不足」という回答の割合で算出しているが、全規模の合計で今回はプラス6。それが3か月後も同じ予想で、過剰感の解消は全く期待できない。

ある水準の利益は確保できても、景気の先行きがおもわしくないから、設備投資雇用にはおカネを使えない。これが企業の正直な現況だろう。ただ景気はリーマン・ショック時のように急激には落ち込まない。ゆるやかな下降であるだけに、政府のちょっとした景気対策があれば停滞を免れることができたはず。最近の経済政策には、このような機動性が全くなくなってしまった。


    ≪16日の日経平均 = 上げ +1.51円≫

    ≪17日の日経平均は? 予想 = 上げ

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