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経済なんでも研究会
2011年の展望④ = アメリカ経済は 安心感なき回復
2011-01-13-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 明るい数字は出てきたが・・ = 主要小売りチェーン店の年末商戦は売り上げが前年比3.8%増、特に高級店は8.1%増。新車販売台数は12月に前年比で11.1%の増加。完全失業率も12月は9.4%で、前月より0.4ポイントも改善。主要企業500社の10-12月期の最終利益は、前年同期比32%増の見込み。ダウ平均株価はリーマン・ショック前の水準を回復した。

アメリカ経済には、ようやく明るい数字が並び始めた。オバマ政権による懸命な景気対策が、どうにか効果を表し始めた感じである。景気対策は今後の2年間にも、合計1兆ドル(約83兆円)の規模で継続される。このため11年の実質成長率は3.5%、場合によっては4%近くにまで上昇するという見方が有力になってきた。

ところが政府も企業も個人も、経済の将来を安心して見てはいない。というのも相変わらず雇用と住宅という真っ黒な2つの重石が経済に取りついているからだ。失業率はやや下がったが、まだ9%台。就業者の増え方も鈍い。リーマン後に失われた雇用は840万人なのに、12月の就業者増は10万人にすぎなかった。住宅着工件数もピーク時の3分の1。ローン債務が自宅の価格を上回る人が、全体の4分の1 に達するという。

明るい数字が、逆に心配の原因にもなっている。個人消費や企業収益が順調に回復し、成長率が上がって行くと、金融当局はいずれゼロ金利政策を修正するだろう。その時期はいつなのか。おそらく下期の見通しが固まる5月ごろには、FRBが行動を起こす可能性が出てくるのではないか。そのとき雇用や住宅はどうなるのか。こんな心配が付いて回るから、みんな安心できないでいる。


                                   (続きは明日)

    ≪12日の日経平均 = 上げ +2.12円≫

    ≪13日の日経平均は? 予想 = 上げ

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