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経済なんでも研究会
デフレは解消? / 構造は残る (下)
2011-01-19-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ デフレとデフレ構造は区別しよう = 昨年の企業物価は上昇が10月から始まったため、年間としては前年比0.2%の下落だった。それでも09年は5.2%の下落だったから、下落の幅はぐんと縮まったことになる。よほどのことがない限り、ことしは年間を通じても上昇することになるだろう。消費者物価も上昇する公算が大きい。

ここで気になるのは、総理大臣をはじめとする政治家や経済評論家と称する人たちが「デフレ」という言葉を全くいい加減に使っていることだ。たとえば「デフレをなくす」とか「デフレから脱却」などとよく言う。だが、ことしの物価が上昇するとすれば、それでデフレを克服したことになるのだろうか。

デフレーションという言葉はインフレーションの反対語で、物価が長期的に下落する状態を指す。だから物価が上昇に転じれば、デフレ状態ではなくなる。その一方、景気が悪くて需要が足りないと物価は下落しやすい。これが「デフレ構造」であり、いまの日本はこの状態に陥り悩んでいる。政治家や評論家の多くは、このデフレ構造を単にデフレと言うから話がややこしくなる。

企業物価の最近の上昇は国際価格の反映であり、物価はコスト面から押し上げられている。その一方で相変わらず需要の不足は続くから、デフレ構造は残ってしまう。だが原因がどうあろうと、実際に物価が上昇しているのにデフレだとは言いにくい。その辺をきちんと考えておかないと、インフレとデフレが同居したりして政策目標を見失う危険性があるのではないか。


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