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経済なんでも研究会
最悪の就職内定率 : その真因はどこに
2011-01-20-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ ミスマッチだけではない = 大学卒業予定者の就職内定率が過去最悪になった。文部科学省と厚生労働省が発表した昨年12月1日時点の内定率は68.8%、前年の同じ時期より4.3ポイント低下している。“就職氷河期”と言われた2000年前後の数字よりも悪い。卒業予定者のほぼ3人に1人が、まだ職を見付けられずにいる。これは大きな社会問題だ。

調査によると、大学生の男子は内定率が70.1%、女子は67.4%で、女子の方が悪い。また国公立大は76.7%なのに対して、私立は66.3%と苦戦している。さらに文科系が68.3%、理科系は71.3%だった。ただ文科系が前年比では3.7ポイントの低下だったのに対して、理科系は7.3ポイントと大きく落ち込んでいる。

文部科学省では「企業側と学生側のミスマッチが大きな原因だ」と分析している。たしかに求人倍率をみると、従業員5000人以上の大企業では0.47倍だが、300人以下の中小企業では4.41倍。だから政府や自治体が中小企業の会社説明会を支援することは、問題の解決に役立つだろう。だが、もっと大きな原因があるのではないか。

それは主要製造業の海外進出が急速に伸長したこと。製造業の海外生産比率は85年度の2.9%から、09年度は17.8%にまで高まった。したがって会社の売り上げや利益が増加しても、国内での生産活動はあまり伸びない。海外での雇用増加には貢献しているが、国内での人材確保はほどほどになってしまう。いわゆる空洞化の進行が、新卒の採用数をも減らしているわけだ。文部科学省と厚生労働省だけでは、解明できない問題である。


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