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経済なんでも研究会
輸出の回復は なぜ鈍いのか
2011-01-28-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 大きくなった空洞化の影響 = 財務省が27日に発表した昨年12月の貿易統計をみると、輸出額は6兆1128億円で前年比13.0%の増加だった。自動車や金属加工機械、鉄鋼などの伸びが大きい。これで前年比の増加は13か月連続。また10月と11月には1ケタ台に落ちた伸び率も、再び2ケタ台に回復している。

第一印象はまずまずというところだが、どうも物足りない。というのもリーマン・ショック前の輸出水準を、なかなか取り戻せないからである。たとえば07年12月の輸出額は7兆4340億円だった。これに比べると昨年12月の輸出は金額にして1兆3200億円、率にして18%も下回っている。ショックから2年半も経過したのに、どうして回復がこんなに遅れているのだろう。

最大の原因は、やはり円高の大幅な進行である。昨年12月の円相場は月中平均で1ドル=83円61銭。3年前の12月に比べると28円も上昇した。だが為替相場だけでは、どうも説明ができない。輸出数量を比較しても、まだ3年前の水準に戻っていないからだ。

ほかの原因として考えられるのは、いわゆる産業の“空洞化”だろう。自動車や家電、一般機械から衣料や医薬品にいたるまで、広範な業種の企業が中国や東南アジアに生産拠点を移している。こうした企業は海外拠点で生産した製品を多くの地域に輸出し、日本にも逆輸入し始めた。だから日本国内での生産や輸出が、なかなか伸びない。雇用も増えないことになる。政府は影響が大きくなりつつある“空洞化”の実態に、もっと関心を持つべきだろう。


    ≪27日の日経平均 = 上げ +76.76円≫

    ≪28日の日経平均は? 予想 = 下げ

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