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経済なんでも研究会
上昇し始めた国際価格 : 原油・食料品etc.(下)
2011-02-10-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 新興国の悩みは深刻に = すでに新興国では、商品価格の高騰が深刻な問題を惹き起こしている。不況を克服するためにアメリカなどの先進国は金融の超緩和政策をとり、これで生じた余剰資金が新興国に流れ込んだ。その結果、中国をはじめ東南アジア諸国やブラジルなどでは、物価の上昇と不動産価格の騰貴に悩まされている。

これらの諸国はインフレとバブルを抑制するため、昨年の後半からしばしば金利を引き上げている。ところが、その効果はあまり出ていない。そこへ商品の国際価格が上昇、異常気象による作物の不作が追い打ちをかけた形となった。消費者物価の大幅な上昇は、どこの国でも国民の不満を募らせる。

最近もチュニジアのベンアリ政権が、物価高を不満とする大衆の運動で崩壊した。ロシアが干ばつで小麦の輸出を停止したことが、チュニジアの食料品価格を吊り上げた大きな原因になったと言われている。またエジプトでも、物価高と失業の増加が大規模デモの主たる理由になっている。

だが物価を抑制するために金融を引き締めれば、景気を悪化させ失業者をさらに増やす危険がある。そこで大衆運動の波及を恐れたヨルダン、アルジェリア、モロッコ、カタールなどの周辺諸国は小麦などの買い付け増加に走り、このことがまた価格の押し上げにつながる悪循環も。新興国の政権にとっては死活の問題だが、物価の高騰は先進国の経済にも黒い影を落としつつある。


    ≪9日の日経平均 = 下げ -18.15円≫

    ≪10日の日経平均は? 予想 = 下げ

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