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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- TPP の基礎知識 ⑥
2011-03-12-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 決断した韓国が大きく先行 = 韓国はすでにアメリカ、EU(ヨーロッパ連合)とFTAを締結。中国とも交渉を開始する。また南アメリカや南アジア諸国とも、近く協議に入る予定だ。アメリカとのFTAは、95%以上の工業製品消費財の関税を5年以内に撤廃することが柱で、現在はアメリカ議会の批准待ち。ところが日本はアメリカ、EU、中国との間でFTAを締結するメドは全く立っていない。

日本が02年にシンガポールとの間で初めてのFTAを結んだとき、韓国はどこの国ともFTAを締結していなかった。それがこの10年間で形勢逆転。韓国は主要な貿易相手国とのFTA網を、ほとんど張り巡らせてしまった。たとえばEUとの協定が発効すると、韓国が輸出する乗用車や薄型テレビの輸入関税はゼロになるが、日本の輸出にはそれぞれ10%と14%の関税がかかってしまう。

韓国も日本と同様、自動車や電機の輸出が経済を支えている。だが日本より生産性の低い農業が、貿易自由化のアキレス腱だった。しかし韓国政府は、輸出が増大しなければ韓国経済の発展はないと判断。03年に貿易自由化の推進を決断した。そのとき政府は「いつ、どの国とFTAを締結して行くか」の工程表を作成している。

国内では、猛烈な反対論が湧き上がった。農民のデモが続き、抗議の焼身自殺まで起こっている。これに対して政府は全国で200回以上の公聴会を開いて説得する一方、強い農業を育成するため財政支援策を決定。ようやく国民の理解を得ることに成功した。李明博大統領は「45か国とFTAを結び、世界で最も広い市場を有する経済を実現するのだ」と豪語している。


                           (続きは来週サタデー)

    ≪11日の日経平均 = 下げ -179.95円≫

    【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】 

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