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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- TPP の基礎知識 ⑧
2011-03-26-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 試金石はオーストラリアだが = TPPへの参加に結論を出せないまま、いま日本は3つの国とFTAを結ぼうとしている。1つ目はインドで、ことし2月に協定へ署名した。2つ目はオーストラリアで交渉中だが、難航している。3つ目はカナダで、近く交渉に入る見込み。このうち最も重要なのは、オーストラリアとの協定だ。

インドとのFTAは、この夏にも発効する予定。発効すれば、日本にとって12番目のFTAになる。しかし、このインドを含めてこれまでに発効したFTAは、すべて農畜産物の関税軽減に触れていない。インドとのFTAでも、貿易総額の94%に当たる品目について今後10年以内に関税を撤廃することになったが、コメや麦は例外となっている。

これまでにFTAを締結した12か国は、農畜産物の大輸出国ではない。だから農畜産物を例外にしても、協定が成立した。しかしオーストラリアとカナダは農畜産物の大輸出国だから、そうはいかない。オーストラリアとは07年から交渉を始めたが、牛肉・乳製品・小麦・砂糖の関税をめぐって対立が続いたまま。日本政府は「6月までに妥結したい」と言っているが、その見通しは暗い。

TPPに加盟することになれば、日本も農畜産物の関税軽減を避けて通るわけにはいかない。だがこの問題がネックになって、政府は加盟を決断できずにいる。だからオーストラリアとの交渉も進まない。そうしているうちに、韓国がオーストラリアとの交渉を始めた。焦った政府は中断していた交渉を再開したが、具体的な対応策を打ち出せない。相手側に対しても、まことに失礼な外交交渉になっている。


                           (続きは来週サタデー)

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