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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- TPP の基礎知識 ⑨
2011-04-02-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 遠大なアメリカの戦略 = オバマ大統領は昨年11月のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で「アメリカはTPPに参加し、そこに永住する」と宣言した。これによってシンガポールなど4か国が創設したTPPは、一挙に脚光を浴びることになる。オーストラリアなど4か国も参加することになったため、合計9か国のGDPと人口はEU(ヨーロッパ連合)に匹敵する大きさになるからだ。

では、アメリカはどうして急にTPPへの参加を表明したのだろう。そこには、急成長する中国を睨んだアメリカの遠大なアジア戦略が透けて見える。中国は日本を抜いて世界第2位の経済大国となったが、このまま行けば2020年ごろにはGDPでアメリカをも上回る。その経済力は、すでに近隣のアジア諸国に対しても大きな影響を及ぼし始めた。

アメリカはTPPを通じてアジア諸国との関係を深め、中国と対抗する。このことは、中国一辺倒になることを嫌うアジア諸国の利益にもなるはずだ。さらにアメリカはNAFTA(北米自由貿易協定)やMERCOSUR(南米共同市場)とも連携して、文字通りの“太平洋経済圏”を形成しようと考えている。

その場合、日本のTPP参加は欠かせない。日本が参加するだけで、TPP加盟国のGDPは21兆ドルに跳ね上がる。そのうえアメリカは日本に対して牛肉や小麦の輸出がしやすくなる。また金融サービスや政府調達などの面でも、いろいろ要求を通しやすくなるだろう。オバマ大統領が決断した背景には、こんな理由が隠されていた。


                            (続きは来週サタデー)

    ≪1日の日経平均 = 下げ -46.71円≫

    【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】

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