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経済なんでも研究会
哲学なき EU との EPA 交渉 (下)
2011-06-02-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 農業の改革ができるのか = 新聞報道によると、EUは「日本の震災復旧に協力するため」に合意したという。だが、そんなに甘い話ではない。アメリカとアジア諸国で創ろうとしているTPP(環太平洋経済連携協定)に日本がもし参加すると、EUの立場は弱くなる。その先手を打って、日本との関係を強化しておこうというのがEUの本音だろう。

予備交渉は、年末まで続けられる見込み。その間にEUは加盟27か国の意見を聞き、本交渉で取り上げる分野について日本側と合意したい考え。そのなかには当然、小麦やワイン、あるいは畜産品に関する関税交渉も入ってくると思われる。

日本側も年末までに体制を整え、考え方を統一しなければならない。TPPに加盟すべきかどうかを議論する委員会も、震災のためと称して中断したまま。ネックはやはり農業問題。農業を自由化の波にさらしていいかどうかの議論は、いぜん賛否両論が国内を二分しているありさまだ。農業輸出国であるオーストラリアとのFTA交渉は、もう4年も続いているが決着できずにいる。

コメの輸出はないEUだが、やはり農業問題に結論を出さなければ交渉はむずかしい。開国か攘夷かで国論が割れているとき、いまの政府に方向性を打ち出す能力を期待できるのだろうか。予備交渉に入っても、相手側との駆け引きには切り札が必要だ。農業問題についての哲学を持たない政府には、その切り札を用意できないのではないか。


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